今日は、モンゴルの「ツァガーン・サル」の大晦日。日本で言う「正月」が、モンゴル等で「旧正月」にあたる。

新年は、十二支の中で最後の年である亥年が明ける。亥年は、モンゴルで昔から「次の始まりに向けて新たなエネルギーを蓄える年」、「終わりと共に新たな始まりに向けて準備をする年」と、伝わっており、新年は国の発展が新たな一歩を踏み出す年になる、と期待されている。

戌年を振り返ると、経済面では、経済対策や原料国際相場の堅調を背景に景気回復が加速し、財政収支の黒字、為替準備金の増加、内需拡大などをもたらした。一方、政界にとって困難な年であった。相次ぐ政治家の金銭問題、政党の党議拘束の低下、与党内の権力抗争、閣僚の不祥事など、様々な問題が噴出した年であった。