外務省と中国・内モンゴル自治区人民政府が6月27日、ウランバートルで主催した「モンゴル・中国内モンゴル自治区間の貿易投資促進フォーラム2019」の中、両国企業間で約69億人民元分の商談が成立した。

このイベントは、両国貿易の拡大及び業界間の交流促進に向けて、ビジネス・マッチング及び商談を目的に実施。今回は、両国の政府関係者や民間企業の代表およそ300人が参加した。開会式で、ダムディンスレン・ダワースレン外務省事務次官は「モンゴル・中国の流通量の約6割は、内モンゴル自治区を経由している。本フォーラムは流通を拡大させ、投資を増加させるに資するだろう」と挨拶した。

また、パネル式デスカッションも行われ、モンゴル側から食糧・農牧業・軽工業省や自然環境・観光省、国家開発庁、モンゴル商工会議所などが農畜産業や観光業、非鉱業製造業に対する融資及び先端技術移転に関して発表した。今回、成立した商談は、主に鉱山の共同開発、洗炭事業、屠畜所や食肉加工品とミルク製品の製造工場の建設、天然果実輸出、加工済みカシミア取引、熱処理済みの食肉調達などの取引となった。