自然環境・観光省は6月24日、モンゴル・ロシア・中国の3カ国観光担当閣僚級会議が今月22日~25日にかけて、中国・内モンゴル自治区ウランチャブ市において開催されていると、同省公式ホームページで発表した。

発表によると、同会議は今年で開催4回目だという。また、今回は3国間の観光分野での建設的並びに効果的な協力促進を目的に開催。モンゴルは、ツェグミド・ツェンゲル自然環境・観光省事務次官が率いる代表団を派遣しており、3カ国は茶の道(ティーロード)に関わる観光商品開発及び品質の向上に向けての3カ国の政策整合、国民へ安全で安心できる観光旅行の提供、ティーロードに関する観光商品の第4国に対する売込み、共同マーケティング実施などを重点に協議した。

ロシアと中国はモンゴルの観光産業にとって大事な関係国。ロシア人や中国人の観光客は数も多い上、年々その規模が拡大しつつある。2018年だけでもロシア人は前年比20.7%増の約12万9100人、中国人は13.8%増の約16万4000人へ増えるなど、モンゴルもティーロード観光振興を重視してその開発に力を入れている。