ロブサンナムスライ・オユンエルデネ内閣官房長官は6月19日、エルデネト鉱業による南ア・スタンダード銀行に対する弁済を巡る問題で、記者発表会を行い、同行に対して支払った約4000万米㌦に関する支払明細書を公表した。支払明細書は4月29日付、発行されていた。

その前、野党側からスタンダード銀行に対して弁済額の一部しか支払っていないなどと、政府批判を強めていた。同問題を巡る政府批判への一蹴というとなった。

なお、内閣官房長官は「エルデネト鉱業の対外債務整理を巡る問題が終わったから、今度容疑者に対する損害賠償を請求する番だ」と主張。「ジャスト・グループのバトフー氏に関わる資産など、計520億トゥグルグ相当を差し押さえた。その他に約850億~870億トゥグルグ相当の不動産が、同容疑者の登記名義であった。その行方を捜査当局に依頼した。汚職対策局の捜査次第で、次の行動に移す」とオユンエルデネ官房長官は今後の方策について語った。