政府は5月22日、閣議でエルデネト鉱業の2016年~19年営業年度に対する監査報告を受け、同監査で明らかになった2兆トゥグルグ超の39の不正へ、必要なら立件を視野に迅速に対処を、フレルバータル財務相に求めた。

フレルバータル財務相は、2016年の組織編成を不法行為と見做したと違法性について言及。その営業権を法務部長が握り、社長が福利事項と副社長が人事を所轄するなど、象徴的な存在にすぎなくなった。この組織編成が不正に直結し、金銭的不正取引などにつながった。

フレルバータル財務相によると、組織編成後に同社とダルハン製鉄所やフトゥル・セメントの間で約1030憶トゥグルグの先払い、モンゴリアン・カッパー・コーポレーション社との5580憶トゥグルグの銅精錬に関する売買契約などがあるという。そのほか、工事費が640憶トゥグルグになった病院の民間譲渡や、多額な援助金などがあるという。