外務省は5月20日、ツェレンドルジ・ジャンバルドルジ在イタリア大使が今月16日にバチカン機密文書館所長、セルジオ・パガーノ枢機卿から、13世紀においてモンゴル帝国及びイルハン朝からローマ教皇に宛てた8通の手紙の写しを受領したと発表した。

ジャンバルドルジ大使らがバチカン側と協議を重ねた末、ようやく歴史的な文書の写しを受け取ることとなった。上述の8通は公開されておらず、研究もされていないという。歴史文献の確保及びモンゴル学における新たな研究対象となるとの意義がある。

両氏は、バチカン機密文書館にあるモンゴル歴史に係る文献探り及び研究調査で今後も引き続き協力していくことで合意した。