国連児童基金(ユニセフ)が9日発表した「世界の就学前教育に関する報告書」は、モンゴルが教育関連予算4分の1を就学前教育に配分していることが世界高水準だとした。

最高水準のトルクメニスタンは約28%。これに対して、モンゴルは26%だ。2017年度の世界平均は6.6%に留まる一方、データが入手できた国々のうち40%近くでは、その比率が2%未満だった。同報告書は、モンゴル政府が就学前教育を重視の方策を講じたため、就学前教育へのアクセスが大幅に広がったとした。また、人口が少ない隔離地域でも子どもの86%が就学前教育を受けており、世界平均の50%、東アジア太平洋地域の80%を上回る。