民主党(DP)は9日、国会での院内会派が定数割れで解散したと発表。ドンドグドルジ・エルデネバト議員は記者会見で、事実上の院内会派の消滅を認め、今後について民主党院内協議会を立ち上げて野党としての機能を果たす決意を表明した。

議会規則では、8議席以上を有する政党に院内会派の組織化が認められる。DPは2016年の総選挙で、たったの9議席しか獲得できなかった。

DPは昨年12月、党議拘束に反したとしてジャンバルスレン・バトザンダン議員の除名を強行したことで、民主党議席を8に減らした。院内会派に必要定数ギリギリだった。その後、ロブサンヴァンダン・ボルド議員も離党決意を表明するなど、民主党の院内会派が存続の危機に瀕していた。

記者会見で、エルデネバト議員は「院内会派の解散は、会議延期申し出など様々な機能的な支障に伴うが、最大野党として責任をしっかり果たしていく」と解散に触れた。