ダムディン・ツォグトバータル外相は中国の王毅外相招請により、3月31日~4月2日の間で同国を訪問した。ツォグトバータル外相2日、王毅外相と鍾山商務相と個別会談を行い、大統領訪中日程や貿易、経済関係強化について協議した。

鍾商務相との会談で、外相は、今回の訪問が両国貿易や経済関係の進展に重点を当てていることを伝えるとともに、両国は戦略的なパートナーシップ構築に向けて関係を強化させていくことを確認した。「両国が掲げる2020年までの貿易高100億米㌦ 目標が達成間際だ。だが、貿易障壁が依然としてある」と課題に触れ、「貿易拡大に向けての新たな協力枠組みを探る必要がある」と主張した。さらに、外相は、モンゴルが提唱する『草原の道』と中国が掲げる『一帯一路』構想の整合、モンゴル・ロシア・中国の3カ国経済回廊構想の実現加速化及び経済協力に関する中期行動計画、国境交易所の営業見直し、西部地域から食肉製品と東部地域から穀物の輸出実現などで、中国側に協力を要請した。これに対して、鍾商務相は「モンゴル側の要請を受け止める。実現具体化で最善を尽くす」と応じた。