大統領府は15日、ハルトマー・バトトルガ大統領がバンズラグチ・デルゲルマー駐ロシア大使召還に関する同意を、ゴンボジャブ・ザンダンシャタル国会議長に求めたと、発表した。召還の理由は、国家公務員法の違反に当たる政治活動である。

デルゲルマー大使は4月7日に開催された民主党大会へ出席し、リンチンニャム・アマルジャルガル元首相、ザグドフー・ナラントヤ国会議員、デンデブ・プレブドルジ国会議員、ガヴァー・バトフー元交通・観光相、ヒシグデンベレル・テムージン元法務相と並びに同党副党首に選出された。この選出は問題視された。大統領は、本件を巡り、国家公務員の政治的中立性を挙げて公務員法の著しい侵害だとした。

国家公務員法の第37条1項4では「議員等の特別職国家公務員を除く国家公務員は、在職中政党及び政治運動、活動等へあらゆる方法での参加を認められない」と定められた。また、39条2項5では「党員及びあらゆる政党、運動、政党所属機関、宗教団体へ参加は、法律の定めを除く、すべてを禁じる」と規定された。