年明けからの約1カ月間は、大体「ツァガーン・サル(旧正月)」の時期と言われる。この時期は、ナーダム祭や年末などと並ぶ国内消費者の購買意欲が一気に高まるシーズン。今年は、2月5日は元旦のため、各地ではツァガーン・サル商戦がそろそろ始まろうとしている。

モンゴルは、国内製造業が未発達という点から、消費物資の多くは海外輸入に頼らざるを得ない。国営通信の10日の報道では、ツァガーン・サルという1ヵ月限定期間でおよそ3570億トゥグルグ相当の工業品を海外から買っている、と国家統計委員会が発表しているという。

国内約57万世帯(全世帯のおよそ6割強)は、ツァガーン・サルを祝い、その平均費用はおよそ150万。そうなると、ツァガーン・サル商戦は、およそ8452億トゥグルグという規模が推定される。