モンゴル民主化以来の最大規模といわれた抗議集会から一夜明けた11日、国会はようやく議事運営が正常されたかに見えた。しかし、本会議では、中小企業振興基金の融資問題で議員4名の特権停止を要求する、検察当局と議会の間で激しい攻防戦を繰り広げられている。

昨日の抗議集会を受け、政府首脳らは国家安全保障会議を緊急招集させ、議会の行き詰まり打開と状況沈静化を図った。国家安全保障会議は、午後4時30分頃から始まり、ハルトマー・バトトルガ大統領、ミエゴンボ・エンフボルド国会議長、オフナー・フレルスフ首相による長い協議の末、「議会規則の一部改正に関する大統領案」、検察当局が要求する「議員特権停止に関する案」への審議及び国会召集という妥協案に至った。

本会議は午前2時から開かれた。議会規則の改正を目指す大統領案が審議。本会議審議が認められ、初期審議のために常任委員会へ回された。その後、民主党の休憩申出により午前10時まで延会されたが、結局、午後3時から始まった。