先月30日の国会本会議での「内閣不信任案」採決への対応を巡り、野党・民主党内の分裂が鮮明となった。
民主党上層部は本日(3日)、30日の本会議中に「首相支持」の表明で民主党の方針へ反旗を鮮明に打ち出したJ.バトザンダン議員、採決で反対に票を投じたL.ボルド議員、D.モラト議員に対する懲罰が検討し、バトザンダン議員を除名処分、ボルド議員とモラト議員を執行4年つきの選挙立候補停止の処分とする方針を決定した。
記者会見に立ったS.エルデネ民主党党首は「党則違反に対する制裁だ」と正当性を主張。同席したD.エルデネバト民主院内会派会長は、国対策委員会と党大会を招集し、党則を改めるなど党の結束力を確認する考えを表明した。
一方、上述処分の発表後、バトザンダン議員とボルド議員が記者会見に臨んだ。ボルド議員は、「強権政治家は牛耳っている民主党」と現党上層部を強く批判し、民主党の改革運動を展開すると誓った。バトザンダン議員は同党を自ら離党するとした上で、引き続き国民利益のために戦うと約束した。