11月2日(金曜)、19年度予算案が国会本会議で、与党・人民党の賛成多数で可決された。予算案を巡る反対や批判を無視して強行採決に走った形だ。

歳出予算総額は11兆5898億トゥグルグ(国内総生産比32.8%)で、歳入は9兆6765億トゥグルグ(GDP比27.4%)に留まり、その赤字額は1兆9133億トゥグルグ(GDP比5.4%)と見込み。新中央下水処理所の建設や基幹道路の敷設など大型開発事業を赤字枠に抑え、対モンゴル支援を充てることとした。政策経費として盛り込まれた公務員給付の引き上げ、就学支援金、学校や幼稚園の建設事業、地方給付金の伸びが予算規模を押し上げる主な要因となった。